値引きと粗利率の計算ツール(売価の逆算つき)
「20%引きでいくら」「原価と売価から粗利率は何%」をその場で計算します。目標の粗利率から売価を逆算することもできます。混同されやすい粗利率と値入率の違いも同時に表示します。
粗利率と値入率を取り違えると価格を間違える
原価600円の商品を1,000円で売ったとき、利益は400円です。この400円を売価1,000円で割れば40%、原価600円で割れば66.7%になります。前者が粗利率、後者が値入率(マークアップ率)です。
「利益率40%を確保したい」と言われたときに値入率で40%と計算してしまうと、原価600円に対して売価840円となり、実際の粗利率は28.6%にしかなりません。目標を大きく下回ります。
このツールは両方を同時に表示するので、相手がどちらの意味で言っているか確認しながら使えます。取引の場では「売価に対して」なのか「原価に対して」なのかを必ず言葉にしてください。
目標の粗利率から売価を逆算する
原価が決まっていて、粗利率40%を確保したい場合の売価は「原価 ÷ (1 − 0.4)」で求めます。原価600円なら1,000円です。原価に40%を足す(840円)のではありません。ここが最も間違えやすい計算です。
逆算モードでは円未満を切り上げています。切り捨てると目標の粗利率をわずかに下回ってしまうためです。実際の粗利率も併記しているので、どれだけ余裕があるか確認できます。
値引きを重ねると単純な足し算にならない
「20%引きのあとにさらに10%引き」は30%引きではありません。1,000円の20%引きで800円、その10%引きで720円。合計では28%引きです。
値引きは掛け算で効くため、重ねるほど元の価格からの割合は小さくなります。セールの企画で「合計何%引きに見えるか」を確認したいときは、このツールで段階的に計算してください。
手数料を原価に含めるかどうか
ECモールや決済サービスの手数料は、粗利の計算から抜け落ちがちです。売価の10%が手数料として引かれるなら、それは実質的に原価と同じ性質の費用です。原価に含めて計算しないと、帳簿上は黒字なのに手元に残らない、という状態になります。
送料を自社負担にしている場合も同じです。原価欄には「仕入値+手数料+送料」を入れて計算すると、実態に近い粗利が見えます。
よくある質問
- 原価率と粗利率の関係は?
- 足すと100%になります。原価率60%なら粗利率は40%です。どちらも売価を基準にした割合です。
- 消費税は含めて計算しますか?
- このツールは税抜での計算を想定しています。税込価格で計算すると粗利率が実態とずれるため、税抜に揃えてください。
- 粗利率100%は可能ですか?
- 原価がゼロの場合だけです。逆算では売価が無限大になるため、100%以上は計算できません。
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